以前に [BMWのドライブシャフトの自主点検:その1] という題でブログ記事を書きましたが、気になったニュースを目にしたので今回はその続編です。
ドイツの雑誌の記事を引用しますが、R1200, 1250GS, RTのドライブシャフトが点検の対象のようです。(記事はドイツ語のみ)
BMWでは長期視点に立ち、品質改善としてカルダンシャフトと呼ばれる(ファイナルドライブのカバー部分)に水抜きの仕組みを追加するそうです。
この記事で知ったことですが、近年の車輌にはこの水抜きの仕組みが既に付いているらしい。
点検の対象は2013年モデル以降のため、世界中で440,000台。果たして日本は何台になるのか?この雑誌の記事を読んだ時点で、BMW JAPANがどう対応するかは不明です。

以下は、私個人の考え方であることを前置きしておきます。
この記事を切っ掛けに、愛車の状態を心配するオーナーもいるかもしれませんが、ディーラーに定期点検に出して車輌を整備をしてもらっている方はさほど心配する必要は無いと思います。
なぜなら、定期点検の際にサービスマニュアルに基づいて摺動部は点検・グリスアップしているはずだからです。
一方で、ディーラーの点検整備を受けていない、または、自分で整備をしても整備手帳に記録を残していない人はちょっと厄介かもしれません。
「整備点検の記録が無い」ということは、点検をしていない危険な車輌と見なされます。
仮にこの件がメーカーリコールの対象になったとしても、そういった整備点検記録の無い車輌を店に持ち込む場合は、より丁寧に作業をお願いするのが筋かと思います。
過去のブログ記事でも触れていますが
当店では、ユーザーが正しいメンテナンスの知識を持ち、自ら点検保守をするのは良いことだと考え、それを推奨しています。
路上で不具合が起きた場合、頼りになるのは自分だけだからです。
正しい整備の知識や経験は安全に繋がります。
注意してほしいのは、自主点検や整備は、整備工賃をケチるためのものではないということです。プロの点検整備を軽んじると、結局は高額な代償を払うことになります!
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