
→ エアーフィルター交換のメリットは何?
→ 費用対効果はどうだろう?
→ 安いエンジンオイルを使っている
→ 時々レギュラーガソリンを入れる
上の一つでも該当したら、このブログ記事は読まなくて結構です。



いきなり結論から。
市販車でも高性能エアーフィルターに交換すると、乗り心地はよりスポーティーに変化すると言えるでしょう。
慣れてしまうと感じにくくなりますが、交換直後に感じるのアクセルオンの反応は少し驚くかもしれません。
従って、試し乗りは渋滞が無く、思い切りアクセルを開いて加速できる場所がお勧めです。(アクセルの反応が違うので渋滞路のすり抜けは控えた方がよいでしょう。)
マフラーやエアーフィルターの交換で新たなパワーを引き出すということは、エンジンに負荷をかけるということです。そのためにも、エンジンオイルは上級グレードのものをお勧めします。
正しく取り付けをし、(サーキット走行も含め)常識の範疇で運用するなら故障につながることはまず無いでしょう。
※注意※ 上記は正しくエアーフィルターを取り付けをし、パッキン部分の漏れなどが無いことが前提です。
エアーフィルターの交換作業
近年のBMWバイクの多くは、外装のカウルや、タンクを外さないとエアクリーナーボックスに辿り着けない構造です。
車種にもよりますが、カウルやタンクのばらし、組み立て作業に30分、フィルター交換に5分といったところでしょうか。
燃料タンクを持ち上げる場合、燃料ホースの接続部分の緩みには注意して下さい。作業中に不意にホースの接続部が緩んだりして、走行中にガソリンが漏れたりしたら命に関わります。作業手順がわからない人、命の惜しい人は、迷わず作業を整備士にお願いして下さい。




乗り心地
個人的には、アクセルを大きく開けた時のエンジンの吹けと加速感が気に入っています。
マフラーの交換よりも安価でパワーが感じられるでしょう。
一方で、混雑した市街地や、すり抜けの時はこの変化が負担になる場合もあるかもしれません。
吸気音や排気音は微妙に変化しますが、大きく目立つ変化ではありません。
巷で普及しているマフラーに交換をしている車輌でもテスト済です。問題はありません。
長所
- マフラー交換より安価で自己満足度が高い
- より良い吹け上がりや、新たなパワーを感じられる
- メーカーの保証や、車検対応を気にする必要が無い
- フィルター交換でのECU書き換えは不要(特殊なカスタムを除く)
- フィルターを洗浄してオイルを塗れば、同じフィルターを長期的に使い回しができる
短所
- アクセルの反応が機敏になるので操作には慣れが必要
- マフラーのように音や見た目の変化がほぼ無いので承認欲求は満たされない
- フィルターの交換のために、外装パーツを脱着する手間が非常にかかる
- 乗り方(エンジン操作の癖)によっては、メリットが感じにくい場合がある
- フィルターの洗浄剤とフィルターを湿らすオイルが別途必要
- フィルターの洗浄後は、自然乾燥させるので1日程度は待つ必要あり
注意事項
エアーフィルターの交換をする時は、マフラーやエンジンオイル交換などの作業は同時にしない事をお勧めします。変化の要因が特定できなくなってしまいます。
高回転でエンジンを回すと傷むと思っている、整備にお金や手間をかけたくない、費用対効果を気にする人にはお勧めしません。
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