BMW R1250RT 2021モデルにエンジンガードとパニアガードを装着

オススメ

2021年モデルのRTは、操作性の向上はもちろん、機能の進化が凄そうです!

簡単にまとめてしまえば、走りはさらに俊敏になり、乗り心地は自動車に近づいたようです。

ライダーの安全性と快適性を高めるためのメーカーの努力は素晴らしいと思います。

ただし、重力に逆らう機能は装備されておらず、支えなければ車輌は倒れます。

車輌を倒して、シリンダーヘッドカバーを傷つける程度ならともかく、ヒビが入ったり、割れたら大変です。

多少は走れても、道路にオイルをポタポタとたらし、ブーツ周辺はオイルだらけになります。

これがRエンジンのリスクではないでしょうか。

当店取り扱いのエンジンガードとパニアガードは、こういったリスクを最小限に抑えるために設計されています。

万全を期してツーリングを楽しみたい方には、エンジンガードだけでなく、パニアガードの併用をお勧めします。

エンジンガードは欲しいけれど、パニアガードは予算的に・・・と思ったら、傷ついたパニアの交換費用と、パニアガードの価格を比べてみてください。(後悔先に立たず!)

詳細は下記の商品ページをご参照ください。
BMW R 1250 RT エンジンガード
BMW R 1250 RT パニアガード
BMW R 1250 RT エンジン&パニアガード

それでは、本題へ。

2021年モデルのR 1250 RTに
エンジンガードとパニアガード
を取りつけます。
今回の記事は、埼玉県のM.S.C.Hara(株式会社 原サイクル)にご協力頂きました。

エンジンガードの取りつけ
近年のRT用エンジンガードは、込み入った狭い場所に取りつけなくてはならないため、緻密な設計と、誤差が少ない仕上がり寸法が求められます。

まず、フロントサイドのカバー類は全て車輌本体から外します。

エンジンガードを取りつける際、恐らくカバー類の脱着に一番時間がかかります。とりわけ、車輌ニーカバーとエアーディスチャージャーダクトは、取り外しは簡単でも、取りつけにはコツが必要です。(当店監修の動画でコツを補足説明しています。)

取り外しの要領がわからずにやみくもにフロントサイドカバーを外そうとすると、カバーのツメを破損しますのでくれぐれもご注意下さい。(破損したら修復不可能です。フロントサイドカバーの外し方が分からない方は、手土産を持ってディーラーに相談して下さい。)

写真ではわかりにくいのですが、シリンダー周辺は非常に入り組んだ構造です。そこへ取りつけるエンジンガードは、自ずと複雑な形状になります。

当店取り扱いのエンジンガードは精度が高いので、取り付けはプラモデルの組み立て感覚です。
※ただし、誰でも簡単に取り付けができる、という意味ではありません。知恵と工夫で対処が必要な場合もあります。

このエンジンガードの特徴として、クロスバーという補強のスチール棒をエンジンガードの中央に取りつけます。

剛性を高めるために、19ミリ径のスチール丸棒を使っています。

ここがパイプではないのが重要なポイントです。

組み立ててしまうと見えない部分なので、この写真で観察してみましょう。

反対側のエンジンガードをゆすりながらクロスバーにはめ込み、全体の仮組みができたら、左右交互に固定してゆきます。
※本締めをする際は、緩み止め剤を使うことを強くお勧めします。

パニアガードの取りつけ
巷のパニアガードは完全な固定式のため、パニアを外してもガードは残ったまま。それではいささか見た目が悪いです。

一方、当店取り扱いのこのパニアガードは、ベースプレートとパニアガードパイプが分離する構造のため、パニアが不要な場合は、パニアガードも一緒に外して軽快に走りが楽しめます。

どこぞの商品と比べて、このパニアガードのサイズが小さいのは、後部座席の方のふくらはぎの部分にパニアガードに当たらないための優しい配慮です。

パニアガードの取りつけの際は、手間を惜しまず、車輌本体からリアサイドカバーは外しましょう。

そして、フットレスト・プレートを外します。

パニアガードのベースプレートだけを、フットレスト・プレートで挟んで共締めします。

最後に、パニアガード本体を取りつけて、ボルトで固定します。
※本締めをする際は、緩み止め剤を使うことを強くお勧めします。

パニアガードのパイプは簡単に脱着ができます。車輌に固定するベースフレームは、厚さ約7ミリの鉄板なので強度は充分です。(ガードパイプを外したままでは見た目が悪いので、キャップカバーをオプションでご用意しております。)

今回は、お客様の要望で、エンジンガードはシルバー、パニアガードはブラックを取りつけました。組み合わせは自由ですので、注文の際にご希望をお知らせ下さい。

(勘弁してほしい)よくある質問

下記の質問の背景は察しますが、当店にとっては下世話な話題でしかありません。

https://blog.banzaimotorworks.jp/wp-content/themes/muum_tcd085/img/common/no_avatar.png

エンジンガードを取りつけるのに加工は必要ですか?

https://blog.banzaimotorworks.jp/wp-content/themes/muum_tcd085/img/common/no_avatar.png

オイルフィルターエレメントの交換の時に、エンジンガードを外す必要はありますか?

https://blog.banzaimotorworks.jp/wp-content/themes/muum_tcd085/img/common/no_avatar.png

いずれの答えもイイエです。

写真でお分かりの通り、エンジンガードはシンプルな設計ですので装着は簡単です。また、取りつけ後でも、通常通りにオイルフィルターエレメントの交換ができます。

さて、BMW RTのエンジンガードとパニアガードの取りつけの工程をおおまかに説明いたしましたが、いかがでしたでしょうか?

このエンジンガードとパニアガードですが、過去に取りつけの問題が殆ど無いことから、当店ではDIY(お客様自身での取りつけ)を許容しています。

ただし、当店のDIYは、誰でも簡単に取りつけられるといった目安ではないことをご理解下さい。

取りつけ作業の前、または、作業途中で少しでも不安を感じたら、作業を中断し、信頼できる整備工場にお願いすることをお勧めします。

プロの整備士は、我々の安全、命を守るために仕事を請け負ってくれています。工賃を値切るのは、自分の命を値踏みするような愚かな事です。職業整備士の仕事・責任と、自分の趣味の違いをしっかりと認識して下さい!

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