
上記の写真は単なる蝶ねじです。
BMW R nineTのオーナー以外には、この価値はわからないでしょう。
でも、R nineTオーナーはこの写真を見ると、あ〜これこれ、とピンとくるようです。
当初のアイデアでは、パーツの見た目を良くするために、指のかかる部分(ノブ)がプラスチックやゴムで大きめのタイプを考えました。
ところが、それだとデメリットもある。
- プラスチックやゴムはいずれ劣化する
- 砂や泥にまみれたり、濡れると滑りやすい
もし、プラスチック・ゴム製のノブの部分が劣化で壊れたら肝心のネジが外せなくなる。外しにくいネジでは交換する意味が無い。
ましてや、指のかかる部分(ノブ)が重量感のある金属製だった場合、万が一、走行中にそれが脱落して、後続車両のフロントガラスにそれが当たったら大変です。
そこで、このネジの取りつけ部分は外から見えないので、実用性を優先してあえて金属製の蝶ねじを採用しました。
金属製蝶ねじのメリット
- 劣化しにくく丈夫
- 指がかかりやすい
- 力をいれやすい
- 軽量
そもそも、メーカー出荷時に蝶ねじにすれば良さそうなものです。
しかし、そこはメーカーの方針なのでしょう。
純正パーツ第一主義

と皮肉はさておき。
このR nineTシートボルトですが、1点ご注意下さい。
取りつけの際は、シートを上から押さえながら、ネジをしっかりと締めること。
現在の商品は、加工した蝶ねじ、スプリングワッシャー、平ワッシャーの3点で構成されています。
このシート固定ボルトがユルめだと、走行中の振動で緩みだして脱落する可能性もあります。
固定を目的としたネジは、しっかりと締めるのが原則です。
このネジが不意に外れたら後続車両に迷惑をかけないか・・・と心配な方は、万が一の脱落防止のために上からガムテープなどを貼っておけばより安心です。
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