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es [エス]という映画とバイク業界

今日のブログのテーマは、この映画とバイク業界の関係です。

es [エス]というドイツの映画をご存じでしょうか?

これはアメリカのスタンフォード大学で実際に行われた実験を元にした映画。

人気があるのか「プリズン・エクスペリメント」や「エクスペリメント」というリメイク版もあるようです。(R15+指定ですのでご注意下さい!)

映画の大筋

一般募集した普通の人20数名の大学生を看守役と囚人役に分け、疑似刑務所という特殊な環境で2週間生活させるとどうなるか、という心理学に根ざした実験。

 

規律で秩序を保とうとする看守役

規律に従わされる囚人役

 

こう考えると、どこにでもある身近な社会構造に似ている。

しかし、実験の2日目に些細なイザコザが切っ掛けで暴走が始まり、思ってもみない顛末になる。


 

恥ずかしい話しだけれど、自身の経験を思い起こしてみると、権威や特権を持つ事は恐ろしい事だと思った。

当時は仕事だから厳しい判断は当然だと思っていたし、周りはそれを咎めない。

むしろ、難しい目標を達成すると、特別ボーナスが出たりする。

こうなると、気がつかないうちに自分の善意が麻痺してくる。

そして、これを私が携わっているバイク業界になぞらえてみたい。

キーワードはたった3つ

カスタム

交通法規

メーカーの方針

これでバイク業界は、映画の疑似刑務所内と似た環境になる。


下記のやり取りはあくまでも例だが、バイク業界はこんな風だろうか。

カスタムは個性の主張で、悪意は無い
消費者
安全のために法規・方針は尊重すべき
メーカー
市場に流通している一般的なパーツが危険なのか?
消費者
法規は行政の判断で、安全基準や保証はメーカーの判断
メーカー

このようなやり取りで、映画では相反する気持ちがどんどんと鬱積してゆく。

そして、そのストレスの蓄積が思いもせぬ暴走の切っ掛けになる。

悲しいかな、人は権威を持つと、自分を優位に立たせようとする心理が働くものだ。

一歩踏み込んで本音を言えば、見栄もあるだろう。

そうなってしまうと、どうでもよい些細な事であるにもかかわらず、無意識のうちに融通が利かなくなる。

ここで例外を認めれば、自分の権威がないがしろになるからだ。

そして映画では、看守役は自分達の権威を守るために横暴になってゆく。

それに応戦する囚人役と、その顛末は、映画を見て頂きたい。

2週間を予定していた実験らしいが、6日目で中止になってしまう顛末には戦慄を覚える。


お互いが冷静になり、かつ、寛容になれば、容易に妥協点を見いだせると思うが、そこで見栄や権威に固執する人がいると話しがこじれる。

また、権威に固執するのは、常にメーカーや店側とは限らない。

店内で威張りちらしている困ったヤカラ(当人は客と主張している)を、誰でも一度や二度は見たことがあると思う。

これが今の二輪市場の現実だと感じている。

お互いのストレスが爆発する前に善処しないと、明るい未来はないだろう。

気の合う仲間が楽しい事を求めて集うバイクショップはどこに消えてしまったのだろうか?

この映画の「疑似刑務所」を自分のいる社会環境になぞらえて、じっくりと映画を鑑賞してみてください。

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