フランスは10月30日から少なくとも12月1日までロックダウンを再導入だそうです。
今のところは、春にあったような厳しいロックダウンではなく、一次・二次産業は例外のようです。しかし、三次産業の中でもバーやレストランは閉鎖の対象。
外出できる条件は「通勤、通院、親類の手伝い、必需品の買い物、短時間の散歩」とのことです。(ただし、必要性・正当性を証明する書面が必要。)
スペイン、イタリア、ドイツも先週頃から新型コロナの感染拡大予防のための規制を強めているようです。
キリスト教徒にとって重要なクリスマスが安全に過ごせるように、との予防措置のようですが、はたしてどうなるのか?

この新型コロナウイルスを軸にした社会状況ですが、ヨーロッパのメーカーの経営者と話すと、非常に対応が難しい問題なのが伺えます。また、都市部の状況は、日本の感覚では想像できないほど怪しいようです。
仕事をこなして利益を上げる、といったビジネスの大原則があるものの、それを支えているのは従業員とその家族。同時にそれを支えるのは消費者です。まさに一蓮托生の構図。
病気にかかるのは自然の摂理なので仕方が無いことですが、それを職場に持ち込まれるのは、そこで働く人全員の問題です。そして、お客様への影響も考えなくてはいけません。
国によっては企業や個人への支援の方法は異なるようですが、何よりも健康が第一と考えるのが一般的なようです。
そんな外国の事情なんか知るか!
近所のコンビニやスーパーは普通にやってるぞ!
これは、今年の夏に商品のお届けが大幅に遅れた時に、実際に当店に寄せられた声です。
世の中には色々な考えや価値観を持った人が混在しており、それが社会です。
確かに、近所のコンビニやスーパーは営業しており、商品の補充も日々されています。だから、外国の社会情勢や、人々の健康などはどうでもよいことになるのでしょうか?
あまりに利己的で短絡的な説法かと思います。

新型コロナのワクチンがあれば安心、といった話しを聞きますが、ワクチンは予防目的です。インフルエンザのワクチンと同じように、効くかもしれないし、効かないかもしれない。軽症で済むかもしれないし、重篤になるかもしれない。
果たして開発を急いでいるワクチンが、今の社会が抱える問題の根本的な解決になるのかはわかりません。
国や地域によって今後の警戒や被害の度合い違うでしょう。個人的には現在の生活様式は数年続くと思っています。もちろんそんな不便は望みませんが、これだけはどうしようもありません。ただただ人命と健康を最優先にし、社会のためにできる事をするだけです。
現実をもっと寛容に受け止めて生活をすれば、この状況さえも楽しく思えるかもしれません。
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