自分で整備をするには、どういった工具を揃えればいいのですか?
お客様からそんな相談がありました。
これについて考えてみましょう。
まず、誰もが納得できる万能な答えやアドバイスは無いと思います。
整備と一言でいっても、初歩から高度なレベルまで幅があるからです。
大切なのは工具を揃えることだけでなはなく、その正しい使い方、整備対象の機械構造、そして、ボルト・ナット・ワッシャーなどの種類やその特性も理解しましょう。
まず、整備や工具に興味を持ったら、日頃からお世話になっている職業整備士にお願いをして、個人の工具箱を覗かせてもらってください。
大型の工具箱の全てを合算すると、数百万は下らないでしょう。
会社が提供するのは基本的な工具類のみで、それ以外は自己負担で買い揃えるのが慣例です。
えっ・・・
色々な種類が必要なの?!
工具ってそんなに高いの?!
初めて工具を揃えようと思った方は、その種類の多さや値段に驚くかもしれません。
そんな工具を毎日使っている職業整備士は、時間に追われつつ、お客様の命に関わる仕事を着実にこなしていることを再認識して下さい。
当然のことなのですが
誰も人の命に値段は付けられません!
起きた事故を取り消す魔法はありません!
そう考えれば、工具の値段や、人間関係よりも、優先すべきは安全に尽きる、と気がつくと思います。
それでは本題に。
初めて工具を揃えるにはどうしたらよいのか?
工具はホームセンター等でも購入できますが、なるべく工具の専門店で知識のある店員に相談することをお勧めします。
ホームセンターで購入するにしても、日本製であれば本物のJISマークがついているのが安全の目安です。(JIS表記の対象外の物もあります。)
初めて工具を買う時は、知ったかぶりをせず、見栄を張らず、要件を率直に伝える事。
- 私は初心者です
- 初めての整備用工具を揃えたい
- 整備対象の車輌
- 想定する作業
- 自分の予算
最初からいきなり高級品を買い揃える必要はありませんが、いずれ、以下の工具は必要になるでしょう。
- ドライバー各種
- 六角・トルクスレンチ
- ペンチ、ニッパー、プライヤー、カッターナイフなど
- ハンマー各種
- スパナ・レンチ類
- ラチェットレンチ
そして、大事な工具をしまう工具箱もお忘れ無く!
これでざっと数万円でしょうか。
この時、工具って高価だな・・・と思ったら、自分の命がそれより高いか安いかを考えてください。
もし、自分の予算を超えてしまう場合は、重要な工具を優先して揃えたい、と伝えましょう。
そして、一番大切なのは、代金を払ってでも職業整備士から知識を学ぼうとする真摯な心がけです。
プロの整備士と親しくなってタダで教えて貰おう、作業工賃を安くしてもらおう、知り合いにカスタムが得意な人がいるから・・・などと甘えるのはお勧めしません。(プロはそういった人を遠ざけます。)
結論:
→ 整備用の工具は命を守る
→ 工具や工賃をケチるのは、自分の命の安売り
→ 初心忘るべからず
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