コレって、自分で取り付けできますか?
これは、当店に一番多く寄せられる質問です。
この質問の背景として「工賃を浮かせたい」という心理があるのは察します。
そこで伺いますが、フグが釣れたら、自分で調理するのでしょうか?
改めて強調しますが、バイクの部品の取り付け作業は、お客さまの命に関わる重要な事です。
そこで、フグの調理になぞらえた次第です。
不確実なフグの下ごしらえや、調理をすれば、何が起きるかはご存じの通り。
その道のプロに依頼するのが道理です。

自分にはプロ並みの技量がある、という自信をアピールしたい気持ちも分かりますが、個人の趣味と資格を持ったプロの仕事を混同しないようご注意下さい。
当店では、原則として取り付け作業は整備士がするものとし、
それ以外は製品の保証外です。
当店のDIY(Do it yourself)を許容する商品は「誰でも簡単に取り付けができる目安や保証ではありません」と明確に説明しています。
中には自己責任を強調する方もいますが、これは非常に厄介です。
仮に、自己責任と言い張り、我流の施工が原因で、重度の事故を起こしたとします。
果たして、その事故を起こした当人も、心配する家族も「自己責任」で納得するのでしょうか?
ここは、冷静に考えてみて下さい。
実際に甚大な事故を起こせば、その当事者はもとより、周りの家族には様々な思惑や疑念が浮かびます。また、周囲からの入れ知恵もあり得るでしょう。
・バイク自体、または、製品に不具合があったのでは?
・なぜ、ショップでの取り付けを強調してくれなかったのか?
・損害保険が適用されないのは、誰かの落ち度ではないのか?
・こんな事例がネットに出ていた。
事故の被害が甚大であるほど「自己責任」はないがしろになるでしょう。
それが切羽詰まった人や家族の本音です。
このような問題を回避するのは簡単です。最初から整備士に取り付けをして貰えばよいのです。
最後に、「自分で取り付けられました」といったブログ記事や動画を掲載するのは個人の自由ですが、情報の受け手(読み手)の勘違いによる事故を助長・誘発しかねませんのでご注意下さい。
コメント