取りつけ前・後を分かりやすくするために、人事評価風に書いてみました。
まず、従来のスピードメーター君の態度:
ギアはN(ニュートラル)ッス
今、何速かは知らないッス
エンジン回転数は知らないッス
時間や走行距離ならわかるッス
スパナマーク見てほしいッス
従来のスピードメーター君の評定:
これはメーカーの方針でしょうか。走行中のライダーにスパナマークを執拗にちらつかせるオーナーへの配慮の無さは、大きなマイナス評価とします。
定期点検時期の通知の緊急性は低いはず。それにも関わらず、燃料リザーブやグリップヒーターの表示を遮るように点滅しながらしつこく現れる。その結果、ライダーの集中力を欠き、運転操作に負の影響を与えるように感じます。
R18のシングルメーターでは実装しているギアやエンジン回転数の表示をR nineTではしていない。メーカーの仕様を盾にして、R nineTオーナーに負担をかけていることも大きなマイナス評価とします。
融通が利かず、教えられたことしかできない。しかし、そんな仕事ぶりでも、スピードの出し過ぎの注意目安にはなるし、かろうじてギアのニュートラルだけは認識できる。
ひとまず最低限の仕事をしているのは認めます。しかし、(機械とはいっても)これでは次のチャンスはありません・・・といったギリギリの評価。
したがって、総合評価は30点
スピードメーター・プラス君の態度:
ギア表示が常にできます
エンジン回転数が必要な時に表示できます
時間や走行距離も今まで通りに表示できます
スパナマークの表示は、エンジンをかけた直後だけです
見た目は同じだけれど、心が大きく成長している。
生意気な小学3年生が、突然に高校生くらいまで成長したように感じます。
偉いぞ、と素直に褒めます。
個人的に嬉しいのは、まず、常にギアが表示されるようになったこと。
2番目に超不快なスパナマークの表示が走行中に出なくなったこと。
3番面にエンジン回転数が表示されるようになったこと。
しいてマイナス要素を挙げるなら、電子部品を追加する改造なので、いつかは壊れる可能性があること。それを言ったら、スピードメーターだってヘッドライトの電球だって同じことかもしれない。
スピードメーター・プラスを取りつけて(実質的に)失うものは無し。長所だけが増えました。従って総合評価は実質100点とします。
※上記の記事の一部を削除・修整致しました。(2020年11月16日)
総論
BMW特有のアルゴリズムの制約がある中、付加機能をここまで高めることができたスピードメーター・プラスを非常に高く評価します。
取りつけると気がつくことですが、このスピードメーター・プラスは、ライダーが常に安心できるように優しく語りかけてきます。
走行中でも一瞬スピードメーターに目を向けるだけ。スピード、エンジン回転数、ギア表示・・・全てが一つのメーターパネル上に集約されているので見やすいです。
これからは、僕はスピードメーターなんだから、エンジン回転数やギア表示はできないッス、といった野暮なやりとりや、以前のように、定期点検の時期で〜す、見て見て〜、ねぇねぇ〜、ほらほら〜、まだディーラーに行かないの〜、といった執拗なつきまといメッセージから解放されます。(ただし、定期点検は疎かにしないで下さい!)
今までのメーターはなんと不器用だったことか・・・少し哀れに感じます。
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