【新商品】BMW R nineT スピードメーター・プラス

お知らせ

個人的には、R nineTの魅力は見た目のシンプルさだと思います。

しかし、そのシンプルさはライダーの実用性にまで及び、シフト表示が無く、更には、エンジンの回転数の表示機能までありません。(一部の車種は除く)

ギア表示に関しては、N(ニュートラル)か、それ以外といった二元的な表示。

エンジン回転数は、音と振動で感じる野性的な仕組みといえばいいのだろうか。

これは、ドイツ流のミニマリズムの現れ?
それとも、製造開発コストの影響?

まあ、理由はともかく、私にとっては使い勝手の悪いスピードメーターです。

同じように感じているR nineTオーナーも多いのではないでしょうか。

そんな不満を抱えるR nineTオーナーに朗報です!

このスピードメーター・プラスを取りつければ、現行のシングルスピードメーターにギアとエンジン回転数を表示できるようになります!

これでR nineTのシンプルすぎるスピードメーターが、R18のように少し進化して便利になります。

スピードメーター・プラスの4つの機能

スピードメーター・プラスには、4つの魅力的な付加機能があります。

  1. ギア表示
  2. エンジン回転数表示
  3. 親切機能(警告灯の表示管理)
  4. ライディングモードの表示

ギア情報は、ディスプレイ右枠に常時表示されます。

エンジン回転数は、メニューでTR1(TRIP1)を選ぶと、ディスプレイ左枠に表示されます。

親切機能は、お馴染みの定期点検を知らせる警告灯(通称:スパナマーク)を、イグニッションをオンにしてから始動直後だけ表示する仕組みです。つまり、実質的に走行中はスパナマークを見ることはありません。

ライディングモードの表示は、回転数の左端に現在の走行モードが R(Road)、W(Wet=Rain)、D(Dynamic/Dirt)とメーカー標準の表記より見分けやすく表示されます。(2021年以降のモデルのみ)

これは、オーナーが定期点検の通知を見逃すことがないように、同時に、ディーラーの立場を尊重する仕組みでもあります。名前のとおり、双方に親切な仕組みです。

当然ですが、シングルメーターのR18にこの親切機能はありません(笑

スピードメーター・プラスを使った感想と評価

取りつけ前・後を分かりやすくするために、人事評価風に書いてみました。

まず、従来のスピードメーター君の勤務態度:

 ギアはN(ニュートラル)ッス
 今、何速かは知らないッス
 エンジン回転数は知らないッス
 時間や走行距離ならわかるッス
 スパナマーク見てほしいッス
 ラインディングモードは知らないッス


従来のスピードメーター君の評価:

これはメーカーの方針やしつけでしょうか。車輌の点検の時期になると、走行中のライダーにスパナマークを執拗にちらつかせるオーナーへの配慮の無さは、大きなマイナス評価とします。

定期点検時期の通知の緊急性は低いはず。それにも関わらず、燃料リザーブやグリップヒーターの表示を遮るように点滅しながらしつこく現れる。その結果、ライダーの集中力を欠き、運転操作に負の影響を与えるように感じます。

R18のシングルメーターでは実装しているギアやエンジン回転数の表示をR nineTではしていない。メーカーの仕様を盾にして、R nineTオーナーに負担をかけていることも大きなマイナス評価とします。

融通が利かず、教えられたことしかできない。しかし、そんな仕事ぶりでも、スピードの出し過ぎの注意目安にはなるし、かろうじてギアのニュートラルだけは認識できる。

ひとまず最低限の仕事をしているのは認めます。しかし、(機械とはいっても)これでは次のチャンスはありません・・・といったギリギリの評価。

したがって、総合評価は30点


 

スピードメーター・プラス君の勤務態度:

 常にギア表示ができます
 エンジン回転数が必要な時に表示できます
 時間や走行距離も今まで通りに表示できます
 スパナマークの表示は、エンジンをかけた直後だけです
 ライディングモードを分かりやすく表示できます

スピードメーターの見た目は同じだけれど、心が大きく成長している。

生意気な小学3年生が、突然に高校生くらいまで成長したように感じます。

偉いぞ、と素直に褒めます。

個人的に嬉しいのは、まず、常にギアが表示されるようになったこと。

2番目に超不快なスパナマークの表示が走行中に出なくなったこと。

3番面にエンジン回転数が表示されるようになったこと。

4番目は、2021年モデル以降の機能にあわせてラインディングモードが表示でくるようになったこと。
分かりにくいRoad と Rain のR表示ではなく、RainはWetのWと直感的に分かる表示になっている。

しいてマイナス要素を挙げるなら、電子部品を追加する改造なので、いつかは壊れる可能性があること。それを言ったら、スピードメーターだってヘッドライトの電球だって同じことかもしれない。

スピードメーター・プラスを取りつけて(実質的に)失うものは無し。長所だけが増えました。従って総合評価は実質100点とします。

※上記の記事の一部を削除・修整致しました。(2022年9月27日)

 

総論

BMW特有のアルゴリズムの制約がある中、付加機能をここまで高めることができたスピードメーター・プラスを非常に高く評価します。

取りつけると気がつくことですが、このスピードメーター・プラスは、ライダーが常に安心できるように優しく語りかけてきます。

走行中でも一瞬スピードメーターに目を向けるだけ。スピード、エンジン回転数、ギア表示・・・全てが一つのメーターパネル上に集約されているので見やすいです。

これからは、僕はスピードメーターなんだから、エンジン回転数やギア表示はできないッス、といった野暮なやりとりや、以前のように、定期点検の時期で〜す、見て見て〜、ねぇねぇ〜、ほらほら〜、まだディーラーに行かないの〜、といった執拗なつきまといメッセージから解放されます。(ただし、定期点検は疎かにしないで下さい!)

今までのメーターはなんと不器用だったことか・・・少し哀れに感じます。

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