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ヤマハテネレ700のメーカー純正サスペンションの工夫(パート2 / オマケ付き)

よもやま話

ヤマハ テネレ700のメーカー純正サスペンションには、正直なところ不満を感じ続けていました。

競技用バイクと比較してしまうと、公道を走る市販車である以上、その差は埋めようがない。

ただ、誰もが知っている高性能サスペンションに交換するのでは能が無い。

そこで、まず実験をすることにしました。

テーマはシンプルです。

メーカー純正サスペンションは、どこまで頑張れるのか?

このブログでは、ヤマハ純正サスペンションのセッティングを工夫しながら、よりオフロードライディングを楽しむための可能性を探ります。

結論

フロントもリアもヤマハ純正のサスペンションのまま、さまざまなセッティングを試していく中で、ちょっとしたオフロードであれば、楽しめる手応えを感じられるようになってきました。

主に舗装路を走る方や、林道を安全なペースで走る程度であれば、いわゆるメーカー純正のサスペンションのままで十分かもしれません。(いわゆる趣味の林道ツーリング派)

今でも「タイヤが滑りやすい」と感じる場面もありますが、それが私自身の技量によるものなのか、あるいはタイヤの特性なのかは分かりません。

多少乱暴に乗れば、サスペンションがボトムアウト(底づき)しそうな瞬間もあります。

それでも壊れることなく、しっかりと作動し続けている点は、ヤマハ純正のバランスの良さともいえるでしょう。

競技車両のような鋭い反応には及ばないものの、時間と手間をかけて調整すれば、市販車のサスペンションでもそれなりに応えてくれるように感じました。

そしてこれまでの検証を通して、当店としての次に進むべきサスペンションの方向性も、ようやく見えてきた気がしています。(パート3に乞うご期待)

サスペンションセッティングの正解とは?

サスペンションの設定は、どこか謎めいたものがあります。

釣りの仕掛けのように、他人のセッティングは気になるものです。

しかし実際のところ、他人のセッティングを真似しても、同じ結果になるとは限りません。

なぜなら、サスペンションにはあまりにも多くの変動要素が関わっているからです。

例えば

  • タイヤの種類や空気圧
  • 天候や路面状況
  • ライダーの体重
  • 体調
  • ライディングスキル
  • 個人の好みや癖

こうした要素が複雑に絡み合うため、「このセッティングが正解」とはなりません。

最終的に頼りになるのは、やはり自分自身の感覚です。

サスペンションの設定を試す時に、まず気をつけるのは先入観を持たないこと。

テスト前に、素人のブログ、SNS情報、周りの意見などは無視する。

後は簡単です。

実際に自分で走ってみて、身体的にも精神的にも楽だと感じたか?

過去のブログでも触れましたが、サスペンションに完璧は存在しません。

探すのは、その時々の条件の中で見つける妥協点です。

また、高価なサスペンションはお金で手に入れることができますが、それが自分にとって本当に合っているかどうかは、また別の話です。(※乗り心地を替えるのは設定です。値段ではありません。)

結局のところ、サスペンションセッティングとは他人の答えを自分に当てはめることではなく、自分にとっての正解を見つけることです。

サスペンション設定を「見える化」する記録シート

ヤマハの取扱説明書には必要な情報は一通り載っているのですが、実際にセッティングを詰めていくには、どうにも使いにくいと感じました。

項目が複数ページにまたがっていて読みづらく、アジャスターを右に回すのか左に回すのかも直感的に分かりづらい。

さらに、肝心の記録を書き込むスペースも少ない。

そこで考えたのが、このサスペンション設定記録シートです。(←リンクからPDF版がダウンロードできます。)

構成はシンプルに、設定内容を「フロント」と「リア」でページ分け。

アジャスターの基準は0(ゼロ)とし、その下に配置した三角マークで強弱の方向を視覚的に示しています。

あとは、その時点の設定値を書き込むだけで記録として残せる仕組みです。

また、ページ下部にはセッティングの基本手順も明記しています。

    1. スプリングプリロード
    2. 伸び側(リバウンド)
    3. 圧側(コンプレッション)

この順番で設定を進めることで、セッティングの混乱を防げるでしょう。

印刷方法も自由で、A4の表と裏にしても良いですし、左右で分けて使うのもOK。

コンパクトに持ち運べるので、ウェアのポケットやシート下にも収まります。

ただ、現場で書き込むための鉛筆は忘れないように。

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サスペンションの設定は自分の成果の記録

サスペンションのセッティングに明確な正解はありません。

「誰かの正解」がそのまま自分に当てはまることはほぼ無いからです。

これまでの実験で感じたのは、メーカー純正サスペンションでも、工夫と試行錯誤の繰り返しで、そこそこ楽しめるように設定ができそうだと気がついたこと。(実質無料です!)

競技用の車輌のような性能には及ばないものの、自分に合ったバランスを見つけてゆくプロセスがサスペンションのセッティングの面白さだと思います。

そこでカギになるのが、その都度の記録を残すこと。

感覚だけに頼るのではなく、変化や感じた事を記録し、後に参照したり、比較できるようにすることで、セッティングがしやすくなります。

今回紹介した記録シートはそのためのツールです。

日記のように、自分のサスペンションの記録を積み重ねてゆくための土台として活用してみてください。

当店の承諾無しに、本ブログの内容の一部、または、全てを引用する事は堅くお断り致します。

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