多くの方がバイクのスイッチボタンは無意識に操作しているようです。
しかし、実はそこに落とし穴が!
ある日気がつくことでしょう。
スイッチボタンの文字がかすれて読めない!
でも、操作には困らないから別にいいや。
・・・ここまでが一般的なオーナーの視点です。


さて今回は、車輌の下取りの査定をする立場で考えてみましょう。
下取り査定の目的は、車輌の価値を見極めることです。
えげつない言い方をするなら、1円でも安く買い叩くということです。
車輌のオーナーは数々の思い入れや個人的な価値観で買取額を上げようとしますが、査定の実務は減点方式です。
そこで、車輌の外見はキレイでも、スイッチボタンの文字がかすれていることに気がついたとします。
ボタン1つは数百円なのでしょうが、そこにはオトナの事情が介在します。
ボタン1つだけの交換はできません。
聞いたことがあると思いますが、いわゆるアッセンブリー(ユニット)交換です。
さて、あなたが査定士だとしたら・・・
スイッチボタンの文字がかすれて読めない車輌を高く評価しますか?
スイッチボタンの文字がかすれて読めない車輌を誰が買って喜ぶでしょうか?
交換部品の値段分を差し引いた査定をしたくなるのではないでしょうか。
なにせ、純正パーツが高額なのは世界的に有名ですから。

スイッチボタンの文字はパッド印刷・タンポ印刷という方法です。
これは立体形状のモノに鮮明に印字が出来、こすれに強いのが特長ですが、不滅ではありません。
ましてや、バイクの場合は頻繁な操作に加え、紫外線や砂塵の影響も受けるので、印字部分が薄くなるのは自然なことです。
しかし、車輌を磨くオーナーが多い一方で、スイッチボタンの文字のかすれにまで気が回る人は少ないようです。
スイッチボタンなんてたかだか数百円でしょ
実操作には問題無いし
そう楽観視しているのでしょうか。
そこで当店でお勧めするのが「BMW スイッチボタン かすれ防止フィルムEX」です。
近年のBMWバイクのスイッチボタンの形状に合わせてカットしてあるフィルムです。車輌によってスイッチボタンの数が異なりますが全車種共通です。
当然のことですが、このフィルムを貼れば印字部分には直接触れなくなるので文字が消えにくい。
そして、ボタンを触った感触が変わるのもポイントです。
スイッチ本体は表面がざらついたABS樹脂ですが、このフィルムシートは弾性のあるウレタン系の素材です。
弾性と摩擦係数が違う・・・ええと、つまり、グローブをしていても、濡れていても、指がボタンに引っかかりやすいのです。
ここは好き嫌いもあるかと思いますが、表面が滑るスイッチと、引っかかりやすいスイッチとでは、どちらが操作が楽でしょうか?
車輌を下取りに出す際は、フィルムを残したままでも良いですし、剥がせば文字はきれいに残ったままです。
距離を乗っている割には、スイッチボタンがキレイ。
これは少なくともマイナス評価にはならないのではないでしょうか。
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