R18クラッシックにハンドルポジションを手前に5センチもずらせるキットを取り付けた顧客事例のご紹介です。
R18は、走行中はともかく、ゆっくりと交差点を曲がるときなどは大きなハンドルを切る苦労があるようです。
お客様が乗りやすいポジションのR18クラッシックをお届けしたい!
そこで、A-big Motorradでは2.5cmを二段重ねの+5cmに着目したそうです。

実は、最初はメーカーと当店の間でこんなやり取りがありました。
既存の2.5cmのタイプは日本人には物足りないと思い、オフセット+4センチをにできないかと相談したところ・・・
設計者:2.5+2.5は? と質問が戻ってきた。
私:あぁぁぁ、なるほどダブルデッカーね。(二階建てバスのこと)
設計者:このユニットは、ハンドルバーステムに2つ重ねて取り付けられるように専用の長いボルトも用意している。
う〜ん、(色々な意味で)さすがドイツ人です!



でもさぁ見た目がね・・・とは思いつつ、その2段重ねをモトラッド世田谷のR18ファーストディションに装着して実験。
そして、こんな評価をいただきました。
- (2段重ねは)髪型と同じで気にするのは本人だけで、周りは気がつかない。
- 身長が低くてもハンドルを切りやすくなったのでターン操作が楽になった。
- ロングツーリングでの疲労軽減効果もある!
- 2段重ねは正解です!
とのことでした。
シングルは+2.5センチ、ダブルは+5センチ ハンドル位置が手前にずらせます。
バイクの見た目や、ナビ、スマホホルダー、ドラレコ、停車時の足つきを気にかける人は多くても、乗車時の姿勢(操作性)を気にするのは未だに少数派かと思います。
BMWバイクは乗りやすい、と周りが言っているからでしょうか?
実のところ、技術的にはお世辞抜きに素晴らしいと思います!
(全ての機能を正しく評価できるほど運転操作は上手でないけれど、本当にそう思います!)
しかし、乗り心地については本国のドイツでも色々な意見があるそうです。
私のドイツの友人から聞いたのは:
納車された車輌をベストな状態と感じるライダーはまずいないだろう。
乗りづらさを我慢して楽しいのか?
う〜ん、やっぱり合理的(といっておきましょう!)
そんな理屈で、自分の好み、用途に合わせたライディングポジションに修正するB?W ?otorradの内部関係者がいます。
車輌メーカーとしては、カスタムをするとメーカー保証がどうこうと立場的に言っていますが、同時に、カスタムを個人の権利として尊重する傾向も実はあります。そうなると、メーカーやディーラーが消費者のやることに口だしをするほうが野暮ということになってしまう時代です。(注意:権利には必ず責任がつきまといます!)
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