上記の写真は、テネレ700のメーカー純正のステップ(以下、フットペグ)ですが、付属のラバーパッドを外せるのはご存じでしょうか?
このブログでは、テネレ700のメーカー純正フットペグを、オフロード仕様に無料で改造する方法をご紹介します。
この改造方法はテネレ700に限らず、殆どのメーカーのアドベンチャー、デュアルパーパス、オフロードバイクに共通ですので、オフロードでブーツが滑る、もっと踏ん張れるようにしたいと感じている方は、試す価値ありです。
クッション性のあるラバーパッドは、路面やエンジンの振動を抑えてライダーの疲労を軽減しつつ、舗装路を快適に走るためのものと考えてください。
一方、オフロード走行では、バイクのフットペグにしっかり荷重をかけるのは基本中の基本です。従って、付属のラバーパッドは外して、普段よりもしっかりとフットペグに荷重をかけて操作をします。
しかし、この状態(ラバーパッドを外しただけ)だと、いずれある不具合に気がつきます。
ブーツの底に泥が付いたり、濡れると踏ん張りにくい!
それに気がついてのことか、滑り止めのついた社外品のフットペグに交換するライダーもいるようです。(社外品をファッション性を高めるためのアイテムだと勘違いしている人もいるかもしれません。)
実際、色々なメーカーが工夫を凝らした「踏ん張りの効くフットペグ」を出していますが、このブログでは「ヤマハ純正のフットペグ」の改造をします。
ラバーパッドを外した状態(加工前)

ラバーパッドを外すと金属部分の爪(デコボコ)が露出して、僅かにブーツ底にひっかかる感じが増します。ただし、接点は丸まったままなので泥が付くと滑りやすくなり踏ん張れない。
加工した状態

丸まっていた爪(デコボコ)の部分が鋭角になっています。この削り具合は好みで調整して下さい。
加工前・加工後を並べて比較


要領は、ノコギリの目立てと同じです。
図のように、頂点を鋭角(A)にすれば、グリップ力は強くなり、(B)の様に先端を少し削って台形にすればグリップ力は緩くなりブーツのソールの保護になります。いずれにしても、純正フットペグよりもグリップ力は強まります。
(ヤスリかけの目安:指で触ると何となくひっかかるくらいで充分です。)
加工後の具合を例えるなら、走っているバイクのフットペグが、ブーツに吸い付いてくるような感触です。
実は、この加工は数十年前からモトクロス競技では実践されています。地味で些細な加工ですが、効果は高いです。
一般レベルのオフロード走行なら、恐らくこの加工で充分な満足感を得られるでしょう。
この加工の手順と長所・短所を簡単にまとめます。
必要なもの
・加工するフットペグ
・ハンドグラインダー(ルーター)など
・ヤスリ(各種)
長所
・無料
・滑りにくく踏ん張りやすい
・ヤスリで修整ができる
短所
・削る加工に手間がかかる
・ブーツの底(ソール)が傷みやすくなる
・誰も工夫に気がつかない
工具が揃っていれば、実質無料ですが、目立たないので承認欲求が高い人には不向きです。
ソールが傷みやすくなるといっても、趣味の延長でオフロードを走る場合(月に数回程度)は、舗装路では外したラバーパッドを元に戻せば、さほど気にすることはないでしょう。当店のブログをいつも読まれている方なら、ソールの事よりも、迷わずライディングの質の向上を選ぶかと思います。
意外と知られていない事ですが、著名ブランドのオフロードブーツは、殆どの場合は修理やソールの張り替えが可能です。(個人的には、修理やソール張り替えを引き受けないメーカーのブーツはお勧めしません。)
以上は、メーカー純正のフットペグをオフロード仕様に改造する手軽で効果的な改造方法です。高価な滑り止め付きのフットペグを購入する前に、試してみてはいかがでしょうか。
(2026年1月29日追記)以外なことに、「愛車のフットペグをカスタムする前に、まずはこれを試してみたい」という声がありましたので、お試しレンタルサービスに追加いたしました。下記のボタンよりお申し込みを承ります。
当店の承諾無しに、本ブログの内容の一部、または、全てを引用する事は堅くお断り致します。
コメント