今回のブログ記事は、お客様の声ではなく、海外メーカーから寄せられた声です。
インターネットの普及により、個人輸入を楽しむ方も多いと思います。
そして、誰もが大なり小なりいつかは問題に直面します。
個人輸入は自己責任ですので、自分自身で問題の解決や、交渉をする必要があります。
ただし、相手の感覚は日本人のとは違うことを忘れないで下さい。
従って、問題解決に至るには工夫や配慮が必要です。
下記は、海外メーカーから寄せられた日本の消費者に関する事です。
あまりにもお粗末なことなので、ハッキリと書きます。
個人輸入をした末に、受け取った商品が気に入らなかったのでしょうか。
メーカーに日本の感覚で、こんな内容のメールを送ってしまったようです。
(文面の一部を加工して抜粋)

これは、日本で見聞きする軽率、かつ、非礼な表現です。
そんな失礼なメールを受け取ったメーカーは極度に憤慨しながら、私に電話をしてきました。
「このような失礼なヤツには、我が社の製品を使ってもらいたくない!!」
電話ごしに相手の怒りが伝わってきました。
こういった粗暴な言葉に慣れている人には、何が問題なのかさえ分からないかもしれません。
それほど今の日本社会で使われている言葉は、乱れて病んでいるということです。
日本で生活をしていると気がつきにくいことですが、海外では実質的な階級社会や、様々な差別が現在でも残っています。
従って、海外ではこういった軽口や態度は慎むべきです。
もちろん、日本でも同じこと。
しかし、この御仁の場合は単に無知だしても、時既に遅し。
海外メーカーの怒りは頂点に達していました。
個人輸入をするのは自由です。
ただし、先方に何かを伝える、または、交渉をする場合は、自分は日本を代表しているといった気構えを持って下さい。
相手に伝える内容にもよりますが、翻訳サイトを使い、我流の話し言葉を相手に伝えるのは絶対に止めましょう。(ある意味危険です!)
アナタのその軽率な言動が、日本人の品位を下げます。

将来は、外国語を使ってコミュニケーションをしたい、仕事をしたい!
このブログを読んだ人の中には、そういった夢を持った方がいるかもしれません。
もしそういった願望があるなら、まずは母国語を(欲を言えば、専門性のある知識や技術も)しっかりと身につけましょう。
言葉が乱れ、日常会話さえもおぼつかない人が溢れる日本の社会環境であるにもかかわらず、外国語の学習を重要視する傾向がありますが、私はこれには強く反対です。
そもそも、母国語での読み書きが出来、円滑に意思疎通が出来なければ、外国語での有益な会話や関係構築は出来ないでしょう。
西洋では大昔から契約を尊重する文化があるため、日常生活においても契約文書を読み解く読解力が求められます。どこのオンラインショップでも、売買に関する文字だらけの契約文書にあらかじめ同意を求めるのはこういった理由です。日本のように契約(購入)した後に「そんなものは読んでいない」は通用しません。(→ 私は嘘つきだ、と宣言しているようなものです。)
外国語を習得すると同時に、その対象となる国・民族の歴史や文化も併せて勉強するのは必須です。
インターネットの普及で海外は身近になりました。SNSなどで写真を見てイイネ、ヤバイ、カッコイイ、カワイイ、美味しそう、と脊髄反射するのではなく、これがどう気に入ったのかを頭の中で整理し、書き言葉にしてみてください。(コミュニケーション能力の改善に有効かと思います。)
言い合いを嫌い、周囲の雰囲気に同調しがちな日本人には酷かもしれませんが、自分の考えや意見を相手に伝える技術はとても大切です。
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