自分で取り付けたらダメなんですか?

よもやま話

次のプロジェクトとの兼ね合いもあり、今回はタブーな話題です。

当店では、特定の商品については、DIY(自分での取り付け)を許容しています。

とはいっても、簡単だよ、誰でもできるよ、といった売り口上ではありません。

むしろ逆です!
注意喚起です!!

自身での作業に落ち度があれば、自分だけでなく、他人の命にも関わる事故につながるといった認識があり、また、その責任を負う覚悟のある人に限り、自分での作業(DIY)を許容するという意味です。

この覚悟の無い人は、自力での作業は諦め、手土産を持って整備士にお願いしましょう。

世間では、こういった責任を負うことで生計と立てている方々を職業整備士と呼んでいます。

マイ・ガレージに工具は揃っている、メンテナンスは自分でやっている、というのは趣味の領域です。

個人の趣味と、国家資格の職業を混同してはいけません。

毎日歯を磨いているから、歯科医になれるというくらいズレています。

ここまで読んで、上から目線だ、自尊心が傷付いた、虐げられた、横暴だ、モラハラだ、と感じる人は、下記は絶対に読まないで下さい。

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最近は、世代をまたぐコミュニケーションが非常に難しくなっており、意思疎通には工夫が、そして、時には妥協が必要なようです。

昭和世代の方なら、上記で当店の安全に対する考え方がおおよそ伝わるかと思います。

しかし、それ以降のミレニアル世代や、Z世代には伝わらないかもしれません。

中には、文章を読むのが苦手だったり、日常的に被害者意識を抱える昭和世代や、平成世代がいるかもしれません。

そこで、そういった人達にも当店の安全に関する考え方が伝わるように、当店の一部の商品の注意書きの文章を改めます。

  • 取り付け作業は必ず整備士にお願いすること。
  • 危険防止のため、自分で取り付けてはいけません。
  • 自分で作業をした場合は、一切のサポートは受けられません。

これを読んだ中には、横暴だ、消費者が守られていない、と被害者ぶったことを言う人がいるかもしれません。

ただし、この留意事項は購入申し込み前に案内済みです。

安全のためのルールを守らない=義務を放棄=権利を放棄

このルールを守らない人が、都合良く自分の権利を主張するのは矛盾しています。

限られた予算でカスタムをするために自分で取り付けたい、といった切実な気持ちも分かります。しかし、その我流の取り付けが原因で事故が起きた後に「だって、予算が・・・」と、言い訳してもまかり通りません。むしろ悪質な印象を受けるでしょう。

交通ルールを守れば安全だけれど、守らないと危険なのは、街中の信号機で学習済みのはずです。

自分の不注意や無知で起こした失敗を、他人のせいにしてはいけません。

事故が起きたら後悔先に立たずです。

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