このブログは、2024年モデルのテネレ700のABS設定操作を簡単にする方法についてです。
(2023年モデル以前は下記をご参照ください。)
転倒するとエンジンが止まるのは安全のため・・・
これは良い仕組みだと思います。
ただし、オフロードで転んだ後は、足場の悪い路面で踏ん張り約200キロのバイクを起こし、エンジンをかけて再スタート!
いや、ちょっと待った!
エンジンがオフになると、ABSは勝手にオン(一般道のモード)に戻ります。
そこで、メニューでABS設定を呼び出して、ABSをオンからオフ切り替える。
(私見ですが)ついさっきまでオフロードライディングを楽しんでいた私にとって、このABSの設定を直す一連のメニュー操作は、興ざめというか、面倒くさいというか、腹立たしい。
2023年以前のモデルは、ボタン操作でABSの切り替えができたのに、どうして2024年モデルからこんな野暮な仕組みにしたのだろうか?
「転んだ直後は気持ちが少なからず動揺しているし、車輌を引き起こした後にメニューでABSの再設定ってイライラするし不便だよね」と友人と話していたところ、こんな便利なモノがあるのを友人が教えてくれた。
テネレ700のABSモードの切り替えを簡単にしたい方ににお勧めなのが、このABSドングル(小型の装置)です。
このABSドングルの取り付けは非常に簡単!
シート下の故障診断ポートにドングルを繋ぐだけなので、自宅で取り付け可能です。(タイプCの場合)
これに伴うECUの設定変更や、エラー表示などはありません。
2024年モデルまでのT7はEuro4モデルとEuro5モデル、そして、ディスプレイの種類で3種類に分別されています。
(便宜上タイプをA、B、Cに分けました。)
愛車にABSドングルを取り付けると、どういったメリットがあるかを下記の機能比較表でご確認ください。(※2025年モデルのABSとトラクションコントロールに対応するドングルは開発中です。)



お気に入りの特徴
2024年モデル(タイプC)
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- ABSのオン・オフ切り替えをボタンでできる
- エンジンを再始動しても、ABSの設定は以前のまま(前後オフだったら、前後オフのまま)
2023年以前のモデル(タイプA、B)
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- 「前後のABS」のオフ・オンに加えて、従来は設定できなかった「後ろのABSのみ」オフ・オンも選べる
- もちろん、エンジンを再始動してもABS設定はそのまま(前後オフだったら、前後オフのまま)
全モデル共通で、直近のABSの設定がメモリーされるので、転倒でエンジンが止まっても、休憩でエンジンを止めても、出発前にABSの再設定をする必要はありません!
総じて、テネレ700でオフロード走行を楽しむオーナーにはとても便利です
当店の承諾無しに、本ブログの内容の一部、または、全てを引用する事は堅くお断り致します。
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